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Day 2

Qj2

本格的な彫りの前にある程度の深さまでドリルで彫ることにした。
というのも内丸のみで文字の輪郭を少しずつ彫っていたのだがふと気がつくと刃先がボロボロになっていたからだ。材の硬さによって刃先の角度を研ぎ直して使うのが基本らしいがすっかり忘れていた。丸太用の厚ノミも杉の時と米松の時ではかなり角度を変えないと仕事にならなかったのを思い出した。
道具自体の素性もあるがちゃんとした仕立てとマメな手入れがないとせっかくの道具が台無しである。

大阪のまっちゃんが言っていたが最近では大工もほとんど替え刃式の道具に変わってきていてきちんと研いで使っている職人はもうほとんどいないそうだ。釘だってあまり使わずにビスが多くなっているしそこら中電動工具だらけだ。いまや舞台の大道具の職人(通称叩き屋)もカバンの中にはインパクトドライバーと充電器が普通に入っているご時世だ。効率が最優先の現場では「伝統が…」などと言っていても誰も耳を傾ける余裕などないだろう。このままドンドン消えて行ってしまうのだろうか。

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