G-Style下準備その3

楕円の型抜きが終わった革を持ってジェフリーが到着。前回はお盆直前、今回はお盆明けで共に渋滞にはまりながらでお疲れ様！

ヘリ落としのあと糊を塗ってヘリ磨きをする。結構ピカピカになるし耐久性も増す大事な工程。
その後全部に革ひも用の穴を開け約30個に「2007 NAKAGI」の文字刻印を打つ。数字は大昔に新宿活字というところで買った活字！NAKAGIの上に小さい数字で2007を打つと結構しまっていい感じだ。

作業が一段落してジェフリーがパドルを取り出す。メールで相談を受けていたのだが先端にヒビが数本入っている。片方の端20センチくらいだけ木目が捻れているのか板目になっていてそこに3本ほどヒビが走っている。

何通りか補修方法を検討するがグラスクロス＆エポキシの方法を選択し早速取りかかる。クロスをバイアスにカットしてやってみると意外と細かい部分も馴染んでいくので好都合だ。エポキシを塗布してグラスクロスを置いて上からブラシで位置を調整し余りをかっとしてラップをかけ空気を遮断する。ラップをするとクロスの奥に空気が入りにくくなるし硬化前でも持ち帰ることが出来るので結構便利だ。ただ気温がいつもよりも高くないので硬化時間が長くなるため時折チェックしないと重力に負けたりクロスの弾力に負けて内側に空気が入ることがある。

エポキシは本当であればもう一度上に塗った方がいいのだが上に白のウレタンを塗ると言うことなので大丈夫だろう。水性のウレタンの白を常備しておけば磯でしょっちゅうキズが付いてもすぐに補修できるのでいいかも。