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木工教室(?)

Table1

休日にアトリエを作業場として提供というのをたまにやっている。時折相談に乗ってしばしば技術指導もしながらなのだがそれはそれで意外と楽しい。
こちらの女性は嫁入り道具としてダイニングテーブル兼デスクを作るZさん。3月には那覇にテーブルとともに引っ越して新婚生活開始だそうだ。古いミシンの足のサビを丁寧に落として塗装し木の天板を付けて完成かと思ったら引き出しが欲しいと言うことになり急遽製作開始。どっかでアンティークの取っ手を見つけたらしいので次回はいよいよ完成か?パイン集成材の天板をトリマー(3分のボウズ面)でしっかりと面取りして仕上げはオイルフィニッシュだ。磨いている時にPOOHの散歩に行って帰ってきたら何か表情が暗い。どうしたのかと思ったら磨きの最終あたりで力を入れすぎて天板が転落しあちこち凹みが出来てしまって落ち込んでいたらしい。大きく凹んだところはカットして面取りし直しをするよう助言。1時間くらいの手戻りだったが無事きれいに天板の磨き終了。それにしても自作の嫁入り道具!めずらし〜!

Table2

こちらは夫婦で座卓を製作するKさん。天板はダンナの方が学生時代に奮発して買った物らしくかなりの思い入れがありそうな一品。しばらくはそのまま低い馬に乗せて使ってたらしいのだが二人で旅行したときにどこかの店で流木を見てテーブルの脚にしたいとひらめいて購入したとのこと。そのあとしばらくは「作り方は?、道具は何が必要?」と現実に戻りまたしばらく寝かしていたらしい。ふとしたきっかけでここにたどり着いて晴れて製作開始。
なんと四方ころびでホゾ組という全く入門用ではない作りに二人でかなり苦労しながらも三回目でほぼ完成。脚用ののふと〜い流木、やたらと味が出ている。グレーっぽい色だがOSMOカラーのクリアを塗るとのことなので割と木の色が戻るはず。

木工にはあまり慣れてなくても二組とも手作り志向の部分があるので飲み込みが早くて教え易かった。素材の都合とか技術的な制限とかを飛び越えた発想、イメージ等参考になることも時折あるのでちょっと新鮮な感じだ。また作りたい物が出てきたらいつでもどうぞ。

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